毛細血管は減っていく。
毛細血管の重要性は、先に述べましたが、人間は血管と共に老いると良く言われます。
これは、どういう事なのでしょう?
血液の流れが悪くなり、組織に酸素や栄養素が充分に行き渡らなくなると組織の機能は、
次第に衰えてきますがこれが老化です。
毛細血管の数は、年齢と共に確実に減っていきます。
毛細血管の太さは、赤血球が変形しながら通り過ぎるのがやっと程度の太さです。
活性化した白血球や血小板の小さな塊で簡単につまってしまう太さなのです。
安静状態で使用されている毛細血管は、通常全毛細血管の十分の一程だと言われてい
ます。血液の流れは、例えば食事をした時は消化器に、頭を使っている時は脳に、運動
している時は筋肉に、と今現在特に血液が必要とされる所に多く運び込まれる様に自律
神経の調整によってコントロールされています。ある程度の時間、毛細血管のつまった状
況が続くと毛細血管は壊死してしまい、毛細血管は減少していくのです。
脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまう様な血管と違い毛細血管は多少の数が減ってしまっ
てもすぐに支障が出るとかそういう事はないのです。
血管の総延長が地球を二周もする程の長さがある事は前回書きましたが、
そのほとんどが毛細血管なのですから少し位減っていっても支障がないのです。
だから我々は日常、毛細血管の減少を意識する事は、ほとんどないと思います。
老化の始まり
我々が日常「ん?」と感じるのは前にできていたスポーツをするのがしんどくなったとか、
目がかすむ、物忘れがひどくなってきたというような事で感じる事が多いと思いますが、
目や脳は特に酸素を多く必要とする組織ですので毛細血管の減少により酸素が充分に
行き渡らくなってくると自覚が出てくるのです。
もっと言うならば例えばプロのスポーツ選手やオリンピックの選手達です。
彼らは、人間の能力の限界近くの所で戦っている訳で、いわば筋肉の毛細血管を総動員
している状況です。少しの衰えでも彼らには致命的なのですね。
彼らを見てればわかる事ですが、すでに20代から老化は始まっているのです。
老化を遅くする
毛細血管の減少は、避ける事が出来ません。
しかしながら血液の流れやすさを保ち、毛細血管のつまりを少しでも解消して
やれば毛細血管の減少する速度を落とし老化が早くすすむ事を防ぐ事も可能です。
次回は最近良く耳にする「どろどろ血液」と「さらさら血液」についてといかにして
毛細血の減少を少なくするかについて書きたいと思います。
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